翻訳って難しい……。

最近知ったこんなページ。
(http://park.zero.ad.jp/yuyujp/elk/elk.htm)
児童文学だと結構致命的かも。こどもが図書館で最初の方ぱらぱらめくって、すぐ本棚に返しちゃうようでは……。しかも、読みにくいだけでなく、原著の雰囲気まで変わってしまってるとなると……。下訳がいい加減だったりしたのかなあ。

指輪物語なんかも、十数年前に読んだ頃は、なんか読みにくいなあと思って読んだんだよな。当時ファンタジー物をよく読んでいたんだが、コナンシリーズとかやっぱり読みにくかった。翻訳物は仕方ないなと思った覚えがある。

専門書だったらとりあえず必要な情報が載っていれば役には立つんだけど。まあ元々内容がわかりにくいだけにしんどい場合もある。それでも仕事とか大学の講義なんかで使う理工系の本ならまだいい。

自閉症とかアスペルガー症候群なんかに関する専門書では、たくさん載っている事例が原著の国の事情を色濃く反映しているし、障害を抱えた子が使う特徴的な言い回しなんかも伝えるのは難しい。日本人が、日本人の事例について書いている方がやはりよく伝わると感じる。

最初に挙げたページで取り上げている本については改訳されることが決まってるみたい。いい本になるといいのだが……。