塩化物イオン濃度はなあ

 冬の路面上の氷を溶かすために散布される凍結防止塩。その塩分が、水質を汚染している可能性があることが明らかになった。

 ノースカロライナ大学地質学教授であるLawrence Bandをはじめとする調査グループは、3つの地域における水源の化学的性質データを数年間調査した結果、路面への凍結防止塩の散布と市街地の開発により、調査地域の河川や湖、井戸水の塩分濃度が上昇していることが判明した。

スパイクタイヤ廃止のあたりから、この辺でも冬期にはあちこちで塩化カルシウムが大量にまかれるんだよなあ。カルシウムはまだいいとして、塩化物イオンは……最終的には地下水なり川なりに流れるんだろうからなあ。こういう調査って日本でもされてるんだろうか。まあ、日本の場合は割とすぐに海に流れ込むから土壌に蓄積する分はそんなに多くない気もするけど、影響が0というわけではなさそうだよなあ。