増えすぎたコアラ、2万匹“退治”計画…生態系壊す

(http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040504-00000403-yom-int)
本題は置いといて、

デンマーク人観光客マーティン・シュミットシュトロフさん(40)は、2万匹駆除案について、「なんて恐ろしい。こんなにかわいくて、誰も傷つけないコアラをなぜ殺さなければならないのか」と言う。

に反応。
おいおい、かわいくないなら殺していいのかよ?そういう問題じゃないだろ。
こういう発想で捕鯨が禁止に追い込まれてるかと思うと腹が立つよなあ。



もともとコアラがいない島に人が移してしまったのだから、

  • 全て処分して元の生態系に戻す努力をする
  • 数を減らして元の生態系との共存を図る(常に人間か数を制御する必要がある)
  • なすがままに任せ、ユーカリとコアラが共に滅びるのを待つ

といういずれかを取るしかないだろ、究極的には。(移住は移住先の生態系を破壊すると考えるのが妥当とおもわれるので考慮外、破壊しない移住先があるならいいのだが、何十年かに一度数万匹移住可能なところってなかなかなさそうだ。)こんなかでどれが一番マシかと言えば、数を減らすしかないっていうのが妥当な結論だと思うんだが……。

減らし方として殺すのがいいかどうかと言うのはあるし、心情的にはたしかにかわいそうと思ってしまうんだが……当のコアラからしてみればたまったもんじゃないだろうし。
じゃあ日本の湖沼から駆除されるブラックバスはかわいそうかと言われるとそうは思わないので、やはり生態系を重視する考え方からすると仕方ないんだろう……