ADHD・アスペルガーの遺伝

(http://mytown.asahi.com/fukushima/news01.asp?c=5&kiji=1000)

 注意欠陥・多動性障害(ADHD)や高機能自閉症アスペルガー症候群などのいわゆる軽度発達障害は、高率で遺伝することが知られています。ADHDは60〜70%、アスペルガー症候群の80〜90%は遺伝しますが、特に父親・祖父・おじなどの男子は、母親・祖母・おばなどの女子と比べて子孫に遺伝子を残す確率が高いことが知られています。

ここまでハッキリ遺伝するって明記したのってあまり見たことないなあ。
微妙な「配慮」がはたらいて明記しにくいもんなんだけどなあ。

 ただ誤解がないように付言しておきますが、これは糖尿病などと同様、あくまでも「かかりやすさ」が遺伝するということです。ADHD自閉症などの症状・問題行動を顕著にするのは、妊娠中の喫煙・飲酒・環境ホルモン・ウイルス感染・さまざまな周産期異常、幼児期のビデオ・テレビのつけすぎ、親の拒否・放任、偏った食生活、不規則な睡眠覚醒(かくせい)リズムなどの環境的・外因的要因です。

かかりやすさって言うのとは違うと思うなあ。問題行動があるかどうかと、ものの考え方、感じ方の特徴があるかどうかって言うのは別のものだと思うし。問題行動がないからといって普通のこと同じに扱ってるとどこかに無理が生じてくる訳だし。
しかも、幼児期のビデオとか、親の関わりとかのまだ確定的でないことがらまでも、さも主たる原因であるかのように書いてあるし。

 エール大学児童精神科のヴォークマー博士らは、アスペルガー症候群99例のうち、46%において、父親・兄弟・祖父・おじらに同じ障害を見いだしています。

最初に書いてある割合とあまりにも差があるんだが……80〜90%と46%ではずいぶん違うぞ?
80〜90の方もどういうデータなのか示さないと説得力無いなあ。
文字数の制限のせいかもしれないけど、なんとなく憶測まじりのことをやけに断定的に書いているような感じで、気になる記事だ……。