オレオレ詐欺

現代リスクの基礎知識 第75回〜オレオレ詐欺(1)
(http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep02/343563)

現代リスクの基礎知識 第75回〜オレオレ詐欺(2)
(http://nikkeibp.jp/wcs/leaf/CID/onair/jp/rep02/343890)

なるほどなぁ。とっても参考になる。

実は、オレオレ詐欺で問題となるのは、接触してきた犯人側とやりとりしながら、一方で事実確認のため本人と連絡をとろうとする場合である。

先に指摘したように、巧妙に家族(子供、孫、夫など)の携帯電話番号を聞き出した犯人は、その瞬間から家族に無言電話、メールを送り続ける。つまり、家族同士が連絡を取れない、取らせない状況を作り出すのである。

自宅にいる母親などのターゲットと犯人が接触している間、家族には気持ちの悪いほど一方的に無言電話やメールが届く。で、そういう悪質なメールは着信拒否にすればよいと考えるだろうが、立て続けにかかってくるので、着信拒否の設定すらできないのである(このあたりは、携帯電話の製造元や通信メーカーに、新たなシステムの開発、「一発撃退君」のようなものの検討をお願いしたいところだ)。

こう言うのは事前に知ってないとパニックになるよな……。

犯行が未遂で終わった被害者にヒアリングすると、家族に信頼されていなかった子供であるとか、途中でオレオレ詐欺と気がついたのに夫に相手にされなかった妻だとか、それぞれを普段から信頼しているのかいないか、家族関係が問われることもあるようだ。

難しいなあ。たしかに、「あいつならやりかねん、えらいこっちゃ」って慌ててしまうっていうのがパターンなんだろうからなあ。