レッテル

 本書もまた、「アスペルガー障害」という強烈な個性を持った子どもを理解し、最も適切は「つきあい」をしようというところでは全く変わりはない。しかし、そのために、「○○障害」というレッテルを貼り付けることがどうしても必要なのかどうか、疑問が残る。

レッテルって……そういう言い方をする人が一番障害者を差別しているような気がするんだよなあ。
診断名をつけようがつけまいが、子供を理解し、適切な対応をする事はかわりない。ただ、本当に子供を理解しようとする際に、専門的見地から検査をして、その結果診断名がつくことは必然的な流れじゃないのかなあ……
診断名がついたからなんだって言うんだ。診断名によってその子の本質が変わる訳じゃない。その子を理解するための一助になれば、それでいいと思うんだが。